【高殺菌!】マヌカハニーの効果効能
主なマヌカハニーの効能・効果として、
- ピロリ菌の駆除
- オーラルケア(虫歯・歯周病・口内炎)
- 炎症抑制効果(喉の痛みなどの緩和)
- 肌のトラブルケア(ニキビ・アトピーなど)
- 風邪・インフルエンザなどへの効果
- 整腸作用
- コレステロール値の低下
- 糖尿病への影響
- 創傷、切り傷、火傷の治癒
などが挙げられます。
MGO(食物メチルグリオキサ−ル)による強い殺菌力が売りのマヌカハニーですが、どうやらそれ以外にも様々な効果・効能が期待できるようです。
では、マヌカハニーには現在どういった科学的な見解があるのか簡単に見ていきましょう。
マヌカハニーの効能・効果
ピロリ菌の駆除
ピロリ菌は、慢性胃炎・胃潰瘍や十二指腸潰瘍だけでなく、胃がんやMALTリンパ腫のようながんの発生につながることが、研究報告されているものです。
日本人の2人に1人が感染者と言われています。
城文子(2012)『マヌカハニーの秘密』アイシーメディックスより
ピロリ菌は1994年に、WHO(世界保険機関)で「確実な発ガン因子」として断定されています。
マヌカハニーがピロリ菌を死滅させるその理由とは?
蜂蜜に殺菌効果があることは一般的です。
しかし、ほとんどの蜂蜜は、体内の”カタラーゼ酵素”の攻撃によって、抗菌殺菌要素が分解されて、効果は失われてしまうのです。
しかし、マヌカハニーの抗菌殺菌作用(UMF)はカタラーゼ酵素の攻撃を受けないため、ピロリ菌など多くのバクテリアに効果を示します。
(実験方法)
使用したのはUMF値13.2.〜15.5%のマヌカハニーで、10%、5%、2.5%、0%の4種類の濃度の水溶液を作り、ピロリ菌を72時間培養しました。
結果、5%以上の濃度でピロリ菌は全滅することが分かりました。
人間に対しても、マヌカハニーのピロリ菌への抗菌作用が、日本の中野クリニック(兵庫県神戸市)での臨床試験によって明らかにされています。
まず、便中のピロリ抗原をエライザ法で測定する便検査で、ピロリ菌を保有している患者を確認しました。次いで、そのピロリ菌保有者にマヌカヘルス社のマヌカハニーMGO550+を1日に3回の食事30分前と就寝前に10gを摂取してもらいました。その結果、摂取開始2週間後に、すでにピロリ菌が除菌されていることが、便検査によって確認されたのです。
ピロリ菌を除去する作用がマヌカハニーにはありそうですが、ピロリ菌の感染者でも全く症状が現れない人の方が多いそうです。
詳しくは⇒マヌカハニーとピロリ菌のページで解説しています。
オーラルケア(虫歯・歯周病・口内炎)
口内炎
口内炎に関しては、マヌカハニーではなく普通のはちみつでの実験ですが下記のような衝撃的な実験があります。
研究者は口内炎のある94人(口内炎の合計180個)を3グループに分け、ステロイド系軟膏、口内炎パッチ(貼り薬)、ハチミツでそれぞれを治療した。その結果、なんとハチミツがいちばん効くことが分かった。
まず、ハチミツの方が、口内炎が早く小さくなった。また、炎症の度合いも、早く軽くなった。そして、薬の場合、痛みが和らぐまで3〜5日かかったのに対して、ハチミツの場合たった1日しかかからなかった。
わずらわしい口内炎がわずか1日で治るなんて夢のような話ですね。
口内炎に関しては、はちみつで十分かも知れませんね。
こちらで⇒マヌカハニーと口内炎の詳しいお話しをしています。
歯周病
歯周病に関しては下記の記事がよくまとまっていました。
歯周病は数種類の細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯と歯肉の間に入り込んだ歯周病菌が毒素を分泌し、その反応で歯肉炎が起こり、やがては歯を支えている骨を溶かしていく為、歯がぐらついたり、最終的には抜け落ちてしまいます。
マヌカハニーには、ビタミン・ミネラル・アミノ酸の他、酵素(体内の化学反応を助ける物質)などの百数十種類もの栄養素と、マヌカ特有のフラボノイドの色素成分が含まれているほか、食物メチルグリオキサールなどの相乗効果によって強力な抗菌効果が期待されます。
詳しくは⇒マヌカハニーと歯周病のページで説明しています。
虫歯
虫歯に関しては、日本マヌカハニー協会のホームページを紹介しておきます。
ハチミツの王様であるマヌカハニーをご存知な皆様は、マヌカハニーがオーラルケアに有効な理由は単に抗菌成分メチルグリオキサール(MGO)によるものだと思っていませんか?
確かにマヌカハニーに含まれるMGOは、虫歯菌や歯周病菌などの口腔病原菌の除菌に有効であり、MGOマヌカハニーを配合した歯磨き、チュアブルタブレット、チューインガムは虫歯や歯周病予防、そして口臭防止ができることが知られています。
でも、実は、マヌカハニーのオーラルケアに対する凄い効果、マヌカハニーを究極のハチミツとしている理由は、このMGOによるものだけではないのです。
それは抗酸化成分のシリング酸メチル(SAME)です。
下図に示すように、他のハチミツに比べてSAMEの含有量が多いのです。
ただ、虫歯は殺菌さえしとけば良いというものでもないようです。
虫歯に関しての知見も含め、詳しくは⇒マヌカハニーと虫歯のページで解説しています。
炎症抑制効果(喉の痛みなどの緩和)
炎症抑制効果に関してはさきほどの日本マヌカハニー協会のページでも詳しく説明されており、効果が期待できるとのことですがここではラットへの実験を一つご紹介させていただきます。
炎症性大腸炎ラットを対象に、マヌカハニーを1日あたり5g/kg の量で14日間摂取させたところ、炎症度合の軽減ならびに脂質過酸化の度合が軽減したことから、マヌカハニーは抗炎症作用や腸内環境保護作用を持つと考えられています。
肌のトラブル(ニキビ・アトピーなど)
ニキビは皮脂を分泌する毛穴が詰まった時に、アクネ桿菌が発生させるものです。
マヌカハニーは炎症を抑える働きや抗菌作用があるので効果的です。
城文子(2012)『マヌカハニーの秘密』アイシーメディックスより
詳しくは⇒マヌカハニーとニキビのページでお話ししています。
アトピーに関しては、姉がマヌカハニーでニキビを治し、妹がはちみつでアトピーを改善して綺麗になり、あさイチやヒルナンデスにも出演した「はちみつ姉妹」が有名ですので紹介させていただきます。
はちみつ姉妹のホームページは「はちみつ美容」「ハニースキンをつくる10か条」とかもあって面白いですよ。
詳しくは⇒マヌカハニーとアトピーのページでお話ししています。
風邪、インフルエンザなどへの効果
2014年の研究でマヌカハニーにはインフルエンザに対する抗ウイルス作用があることが報告されたそうです。
風邪の研究が大好きな僕は「ホントかいな〜」と思ってしまいますが、ホントだったらエライ事ですね。
もう、タミフルやリレンザは必要なくなり、予防接種も受けなくて良くなるわけですから。
そのインフルエンザの予防・治療に特筆すべきすばらしい効果を持つ食品があります。それはニュージーランドのマヌカハニーです。マヌカハニーは特別の抗菌物質であるメチルグリオキサール(MGO)を含有していますので口腔細菌やピロリ菌に対する抗菌作用が知られておりますが、抗菌作用に限定されず、これまでに、風疹、水痘・帯状疱疹、そして、ヘルペス等に対する抗ウイルス作用も報告されていました。これらの報告に加えて、2014年5月、新たにインフルエンザウイルスに対する抗ウイルス作用が長崎大学のWatanabeらの研究グループによって学術論文『Archives of Medical Research』で報告されました
風邪とマヌカについては、こちら⇒風邪とマヌカハニーで詳しくお話ししてます。
インフルとマヌカについては、こちら⇒インフルエンザとマヌカハニーで詳しくお話ししています。
整腸作用・コレステロール値の低下
整腸作用とコレステロール値の低下は密接な関係にあるようです。
マヌカハニーが腸内環境を整える⇒善玉菌が増える⇒善玉菌は胆汁酸を取り込む⇒胆汁酸を作るのにはコレステロールが必要⇒だから体内のコレステロールが低下するといった感じです。
これも、整腸作用はともかくコレステロールの低下に関しては「どうなの?」というところがあります。
マヌカハニーは他のハチミツに比べて、ブドウ糖から酵素変換されるグルコン酸という物質の含有量が豊富です。このグルコン酸は、腸内善玉菌であるビフィズス菌や一部の乳酸菌を増やすことが知られています。実際に、このグルコン酸を高含有するマヌカハニーを毎日摂取すると善玉菌が増え、腸内環境が整ってきます。
善玉菌は胆汁酸を取り込む性質があります。胆汁酸は、肝臓でコレステロールから作られていて、腸管内で消化を助けた後は、再び、体内に戻る仕組みになっています。善玉菌が多いと、その胆汁酸が善玉菌に取り込まれ消費するため、原料であるコレステロールが不足していくことになります。その結果、体内の余分なコレステロールを消費しなくてはならなくなるわけです。
糖尿病への影響
マヌカハニーは「はちみつ」に比べて低GI(血糖値がビュッと上がらない)なのと、歯周病予防効果、ピロリ菌除去効果が間接的に糖尿病を防ぐという論調です。
先ず、マヌカハニーの歯周病予防効果ですが、実はこの歯周病予防が糖尿病予防につながるのです。歯周病はもともと糖尿病の第6の合併症ともいわれ、糖尿病患者は歯肉炎や歯周炎にかかっている比率が高いことが分かっています。さらに最近の研究では、歯周病になると糖尿病の症状が悪化することも判ってきました。つまり、歯周病と糖尿病は相互に悪影響を及ぼしあっているわけです。マヌカハニーには、歯周病原因菌に対する抗菌作用を有するMGOが含まれているだけでなく、物質歯肉炎や歯周炎に対する抗炎症作用を持つシリング酸メチルという抗酸化物質も含まれており、歯周病の手前から予防してくれます。その抗菌力と抗酸化力によって糖尿病も予防できるという科学的根拠が示されているのです。
次に、ピロリ菌保菌者と糖尿病患者の関連性も評価されています。具体的には、ピロリ菌の保菌状態と糖尿病のマーカーである糖尿糖化ヘモグロビンレベル(HbA1c)の関連性が示されています。米国の国民健康栄養調査(NHANES)による1988-1994年の間の7,417人の参加者(18歳以上)及び1999?2000年の間の6,072人の参加者(3才以上)の膨大なデータから解析が行なわれました。その結果、ピロリ菌保菌とHbA1cレベルの間に正の相関がありました(P< 0.01, 1988-1994年; P =0 .02, 1999?2000年)。さらに、ピロリ菌保菌と肥満度指数(BMI)の間には相乗的な相互作用が有りました。ピロリ菌保菌と高いBMIの両方を有する場合、HbA1cレベルはさらに大きくなることが判明しました(相互作用に対するPは<0 .01)。これらの結果より、ピロリ菌の増殖を防ぐ効果を持つMGOマヌカハニーを常飲することがピロリ菌感染予防になり、肥満予防になり、そして、糖尿病リスクを減らすことにつながると考えられます。
創傷、切り傷、火傷の治癒
ニュージーランドでは、怪我や火傷をした時に、その傷口にマヌカハニーを塗りガーゼをしておくそうです。
通常のはちみつの抗菌成分は傷口の組織の酵素カタラーゼによって分解されますが、マヌカハニーのMGOは分解されません。
さらに、高い糖濃度による浸透圧で組織液を表出化するため、治療後のくぼみもなく傷口をキレイに治療できるのです。
城文子(2012)『マヌカハニーの秘密』アイシーメディックスより
創傷、切り傷、火傷なんかには普通のはちみつではなく、マヌカハニーが良さそうですね。
マヌカハニーの効能・効果まとめ
と言った感じでマヌカハニーの効能・効果が世界各地から報告されています。
「おお!すごいな〜」というものから、「いや〜ホントですか?」といったものまで様々です。
そして、効能・効果として言われるものには、伝統的なモノから科学的なモノまでありますが、これらを鵜呑みにするのはあまりオススメできません。
マオリ族に効能があったからと言って日本人に効能があるかは限りません。
科学的な根拠があるからと言って、あなたがその根拠のあった多数側のタイプの人であるかは決してわからないのです。
ですから、「ご自分には効果があるのか?どうなのか?」という視点を忘れずに、じっくりとマヌカハニーを味わい、自分をモニタリングしながら、効能・効果を実証してみてください。
このサイトがその際のなんらかの参考になれば幸いです。
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